おすすめ書籍「はなちゃんのみそ汁」

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はなちゃんのみそ汁、ご存じですか?

福岡市に住んでいた安武千恵さんは25歳で乳がんが発覚。
手術と抗がん剤治療を経ていったん治った後、2003年2月にはなさんが生まれた。

だが、がんは再発。やがて全身に転移した。
08年7月、千恵さんは33歳で息を引き取った。夫の信吾さんは落ち込み、生きる気力を失った。

すると、保育園児だったはなさんが台所に立ち、みそ汁を作り始めた。

そこには母との約束を守ろうとする姿があった。

千恵さんは生前、みそ汁の作り方や洗濯物の干し方といった簡単な家事をはなさんに教えていた。

「一人でも生きていけるように」という思いを込めていた。

はなさんが小学生になり、前を向き始めた信吾さんは家族3人の共著として、闘病記「はなちゃんのみそ汁」(文芸春秋社)を12年に出版した。
すると、これを原作にドラマや映画が作られた。